• TOP
  • Silva is virgin

センセーショナルに開かれた新しいページ
「Silva is virgin」

ALCOHOL AND PUBLIC HEALTHが初の長期ツアー「TOUR13 アルコール・アンド・パブリック・ヘルスは死んだ」を経て、約1年ぶりにリリースする「Silva is virgin」は開放的にセンセーショナルだ。この1年間に起こったメンバーの苦悩や衝動、ツアーで得た成長や希望が全て一つの軌道に乗って、このシングルに詰まっている。この楽曲で敷き詰められているバンドサウンドは、紛れもない彼らの積み重ねてきた「サウンド」でありながら、これまでと異なったアプローチで完成している。全体に鋭く散りばめられている乾いた高音、密度の高いドラムライン。それに組み込まれた弦楽器のメロディとボーカルで表現された全く新しい彼らのゴシップ的メッセージ。ALCOHOL AND PUBLIC HEALTH以外なし得ない領域の世界観を、シンプルに表現し、高度に追求された楽曲だ。


Silva is virgin
Members Comment


Silva is virgin

ミナグチダイチ自分の価値観とか、女体に感じる官能とか神秘とかを敬意を込めて歌いました。良い質感でそれらを形にする事ができて、メンバーに感謝してます。

マスダタイシこの曲が完成して初めて聴いた時の個人的な印象はとても艶っぽくて煌びやかな印象に仕上がったと感じた。間奏部分の演奏はデモの段階から本番直前まで3パターンぐらい考えてて、結局この演奏が1番音に広がりがあり、艶っぽい煌びやかな曲のイメージにに合っていて、自分のイメージ通りのサウンドを体現できたと思う。そんな演奏にセックス連呼の歌詞が載ってるというギャップも最高にいいでしょ?(笑)

カネコユウキレコーディングで凄くミスを重ねた曲。1度楽器のレコーディングが完了したが音質の問題で再レコーディングになりました。久々に自信を無くす一曲でした。しかし妥協だけはしたくなかったのでひたすら納得行くまで頑張りました。

アライショウタ新しい境地に踏み込んだ感じになりましたね。雰囲気的にもこれまでに無いものになりましたし、スタジオでやるのが楽しみな曲です。音作りに関しては綺麗な聴きやすい音に仕上がっていますが、スタジオでは音源とはまた違う味を出してみたいですね。


It's A Wonderful World [Studio One Take]

ミナグチダイチやってみたら原曲からカロリーオフしたようなテイクになりました。

マスダタイシこの曲は基本演奏は変えずに元の音源通りに作っていったつもりだったけど、完成した音源を聴いてみたら、またこの曲のイメージが変わったように感じた。爽やかな印象もあるけど100%爽やかでなくてどこか憂鬱で気だるい感じが隠れているような。曖昧な感じですけど、すごい今のバンドっぽい雰囲気だなと思った。間奏とサビは元々キーボードを重ねていた所をギターに変え、ギターソロも追加することによってより今のバンドらしいサウンドになったと思う。

カネコユウキ前回はキーボードが入っていましたが今回はギターを重ねるテイストでとてもロックに仕上がりました。ベースは特に変わった事ないのですが前回よりもいい音になっておりすっごく聴いてて心地良くなります。

アライショウタ久々にやってみて、あの頃よりもバンドの成長を感じたテイクでしたね。個人的には、あまり好きな系統の曲ではなかったのですが、今回のレコーディングを切っ掛けに考えが変わりそうな仕上りになりました。


Niji [Studio One Take]

ミナグチダイチ思い入れも思い出も全くないけど、なんとなく好きな曲です。

マスダタイシ一発撮り音源だけど完成度は本番と変わらないぐらい良くできたと思う。ギターでいうと音源よりディレイを強くかけたんだけどそれがライブ感が出て結果良かったんじゃないかと思います。

カネコユウキもう言うことは無い。スタジオで幾度と演奏して完成された曲です。

アライショウタ「Niji」はいつまでも楽しい曲ですね。これからもスタジオで重宝されると思います。今回のテイクの音源も楽しんでレコーディング出来ました。


Next Future APH
Members Comment


「Silva is virgin」その先にあるALCOHOL AND PUBLIC HEALTHとは

ミナグチダイチシャブ&ASKA。

マスダタイシもうやりたい事はいくつか頭の中にあって、これから提案したりメンバー同士で話し合いたいと思ってるけど、ここでネタバレするわけにはいかないので乞うご期待ということで。活動して行く中で今まで色々なことしてきて表現できる裾も広がってきたし、今バンドとしてすごくいい状態にあると思います。何年後はこうなりたいとかそんな先のことは全然考えてないけど、今できる事を惜しまずやっていければと思ってます。

カネコユウキもっと引き出しを広げ色々な音に挑戦して行きたいです。スラップをどんどん取り入れていきベースソロとかやりたいですね。まずは練習からですけどね(笑)。

アライショウタ今後も新しい境地をどんどん開いていきたいですね。それに応じて演奏のレパートリーを増やしていきたいです。そしてドラムの音のクオリティーも上げていきたいと思います。



文:Mitsuo Inagawa