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そこに描かれる、限りなく現実的な白昼夢
「狂った果実」

絵本か将又官能小説か。「狂った果実」は濃厚で重圧な演奏とメロディが激しく交差するスローバラードだ。例えば「Niji」と比較するとALCOHOL AND PUBLIC HEALTHがスロー調に対して掛けるアプローチの濃さが全く異なる。何重にも畳み掛けた弦楽器のメロディとドラムの打ち込むリズムが、他の楽曲にはない深みのある広い世界観を表現している。その上に歌い込まれたボーカルのメロディと歌詞は、その重厚な演奏を下地に白昼夢のような淡いストーリーを展開させている。そのアンバランスさが印象的。


狂った果実
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狂った果実

ミナグチダイチ飲み物で例えるなら珈琲、植物で例えるなら生い茂った雑草、色で言えば濃い紫、虫で言えば蛾、天気で言えば雨、曜日で言えば木曜日。そんな曲を一度やってみたかったんです。

マスダタイシ色々と試行錯誤しながら丁寧に創り上げた一曲。前半部分をバラード調にアレンジすることで曲の深みが増した最高傑作になってます。

カネコユウキ初めて個別でのレコーディングを行った曲です。思った以上にサウンドに厚みが出て、個人的には満足のいく作品に仕上がりました。

アライショウタ新たなバリエーションを求めた楽曲でした。最近はこのリズムの刻み方の曲が増えてきているので。そこを追求した結果、今の「狂った果実」になりました。間奏の演奏が特に気に入っていますね。綺麗目ってよりか激しめで、サビで主に使っているチャイナシンバルの音も良い具合に仕上がっていると思います。


Sadisfaction

ミナグチダイチ何かに取り憑かれたように、気づいたらこの音源が出来てました。マスダさんに関しては恐らく取り憑かれていました。カネコさんに関しては知りません。

マスダタイシ期待を裏切る一曲。

カネコユウキこういう単調で静かな曲をやってみたかった。

アライショウタこの曲は悩んだ挙句、結果ノータッチになってしまいました。まだまだ修行が足りないですね。


Next Future APH
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「狂った果実」その先にあるALCOHOL AND PUBLIC HEALTHとは

ミナグチダイチアイス・バケツ・チャレンジにマスダさんを指名します。

マスダタイシ一億円あったら毎日弦を交換して毎日エフェクター買います。

カネコユウキベース頑張ります。

アライショウタこれからの活動で音楽的に良い刺激になる事柄があり、得られるものはどんどん吸収していきたいですね。今度の「TOUR14 セックスシンボルの首飾り」を目一杯楽しんでいきます!

文:Mitsuo Inagawa