カネコユウキ「全く新しい環境で新しいプレイを」

現在スタジオに篭ってのアルバム製作が続いていますが今の状況は。: カネコ｜曲作りばっかりしているけど、いっぱい良い曲作って早く良いライヴをする為の段取りだと思って勤しんでる(笑)。
ここまでで何か新しい発見や成長できた部分などはありますか。: カネコ｜発見といえば、アルバムを作る度に新しい発見はあるけど、今回は自分のベースの在り方について正直めちゃくちゃ悩んだ。曲に合わせて(音質を)色々合わせたりしているけど今回はやった事ないジャンルが多くて苦戦してる。とりあえず今手持ちの機材でできる事って言うのに限界を感じて今回はベースからエフェクターまで買い換えたし。それでやっとこれだって思える音を見つけられたかな。
今回のベースで何本目でしたっけ?: カネコ｜FERNANDESから始まり…B.C. Rich…Killer…Aria Pro II…YAMAHA…Bunny…Sterling by MUSICMANで、こないだ買ったのがKiller(SIMMONY)。これを今回のレコーディングの為に買ったのはBLACKαの頃に使ってたKillerに信頼があったし、形がリッケンバッカーぽくて一目惚れしたから。肝心の音なんだけど結構芯があって重みが厚い感じですごくいい。
今回新調したKiller(SIMMONY)まで、全てブランドがバラバラなのは何か理由があるんですか?: カネコ｜ブランドがバラバラなのは特に何もないかな。時期もバラバラだし、買った理由も色とか形とか音とかバラバラでブランドにこだわった事は今回のKiller(SIMMONY)が初めてだな。

カネコさんはパブヘル結成から現在までベーシストと同時に楽曲のマスタリングに携わっていますが。: カネコ｜そうだなー、今回のは前までの(作品)に比べると各楽器の元の音質とかがすごい向上していてマスタリングでの修正などは楽になった。俺の理想はマスタリングとか音質調整なしで音量調整だけやってOKが出る事なんだけど今回のはそれに近くはなってきたかな。
「インフェルノフェイク」ではライヴよりレコーディングを意識して作り込んだ曲作りだったと思うのですが現在作ってるアルバムはライヴ向けなんでしょうか。: カネコ｜正直そういうテーマはないな。ただ言えるのはやっていて楽しい曲しかやってないって事かな。まあライヴでやろうと思えば全然できると思うよ。
レコーディング中の曲のベースについて教えて下さい。: カネコ｜前のアルバムでは通して同じ様なクオリティで作ってたけど今回のはすごいバラバラ。機材変えちゃったから前まで使ってたお気に入りの音とかは使えないので曲毎に一つ一つ作ってる。「あなたの腕も髪も」からこの環境に突入して今作ってる曲は全部違う音。これは俺の中で前代未聞だな。おかげで曲それぞれの表現が豊かになったかなと。
では最後に新曲を待っているリスナーに一言お願いします。: カネコ｜長く待たせちゃってるけど待たせた分良いものが聴かせられる様に頑張ってるから待っていて下さい。

INTERVIEW

全く新しい環境で新しいプレイを

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カネコユウキ「全く新しい環境で新しいプレイを」